アマゾンの実店舗”amazon books”に行ってみて。

amazon books in LA


whole foods買収、無人コンビニamazon go、AI搭載スピーカーamazon echo…。1995年、書籍eコーマースから始まったアマゾンの大逆進にいとまがない。

2015年シアトルからスタートしたリアル店舗型amazon booksも早いことでアメリカ国内に15店舗。

ニューヨークにある店舗にいたっては、あのポートランド発のサードウェーブコーヒー STUMP TOWN COFFEEが併設されているほど力を入れている。

今回は、ロサンゼルスのショッピングモールの中にある店舗に行ってみた。

まずは入って気になったのは、本の陳列だ。全て表紙が向けられている。そのため店内には、5000〜6000冊と大型書店と比べれば、圧倒的に少ない。しかし、オンラインのアマゾンブックスのデータに基づいた選りすぐりの書籍が並ぶ。

料理本、小説、ビジネス書籍と、ジャンルごとに陳列されている。

しかしカテゴライズはこれだけには止まらない。

 上の写真にあるように、「$20以下のプレゼントとして最適な書籍」、「LAで人気の書籍」、「当店で人気の書籍」と様々なコーナーが設けられている。これはアマゾンがオンライン事業として蓄積してきた膨大なデータがあるからこそ成し遂げられるものである。また、表紙が向けられているため、消費者の注目も集めやすい。

ポップには、レビューと評価が載せられている。これもまた、オンラインからの情報を集積したものだ。

ここで値段の記載がないことに気づく。

アマゾンの価格は日々変動するため、ポップに価格を記載することは効率的ではない。そのため以下の二つの方法により価格を調べることができる。

 一つ目は店内に置かれている、バーコードによる読み取り機だ。

バーコードをかざすだけで瞬時に画面上に出てくる。

 二つ目は、amazonアプリ内にある画像認識カメラによるサーチだ。

ここで二つの画面共に、アマゾンプライム会員価格とそうでない価格の二つが表示されることに注目だ。

もちろん店内で購入したものもアマゾンプライム価格で購入可能。

アメリカにおけるプライム会員登録者数は推定6,500万人~8,000万人と言われており、ここでもまた会員は恩恵を感じることができる。

 

 アマゾンのデイバイスも販売されていた。商品としての機能というより、実店舗においてはディスプレイとしての役目が強いように感じた。

書籍以外にも、アマゾンで人気の商品が置かれていました。

支払いに関しては、キャッシュレスで、アプリ内のバーコードによる支払いかクレジットカードのみです。

先進国として極めてキャッシュレス比率の低い日本人(2017年現在 19%と言われている。)においては少し抵抗があるのかも。日本にも早く進出して欲しいところだがこれもまた参入障壁の一つと考えることができるだろう。

 

実店舗におけるアマゾンのねらいとは?

今までオンライ事業として事業を拡大してきたアマゾン。創業20年目にして初めてのリアル店舗だからこそ与えるインパクトは大きい。これからのアマゾンの方針を表すという意味合いが強いのだろうか。
しかし、それ以外にも顧客のデータ収集としての役割を担っている。ほとんどの顧客はアプリを片手に店内を歩き回りサーチをかける。その軌跡により集めることが可能な顧客の購買動向や、その人に向けたサービスやクーポン提供といった一顧客に対しての購買促進を可能にする。
また、アマゾンが抱えている問題として、輸送インフラにある。急速なeコマースの普及により、近年問題視された宅配業者にのしかかる重労働。ドローン開発などを行ってはいるもののさらなるイノベーションが必要だ。そのため実店舗は消費者が近くの店舗まで商品を取りに行くいわゆる宅配ポストとしての役割も示唆していると考えられるだろう。
さらに、アマゾン自身の商品であるITデイバイスのディスプレイとしての機能も考えられる。

家電や家具の実店舗化も検討中とされるアマゾンのこれからの動きにさらに注目が高まる。

 


amazon books WESTFIELD CENTURY CITY

♦open

Mon-Thu: 10:00-21:00
Fri-Sat: 10:00-22:00
Sun: 11:00-19:00

 

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2018年04月10日 | Posted in Life Style | | No Comments » 

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